●過去の日記(2004年３月〜)

●2021年11月の日記●

●11月２日（火）　かめれおん日記

　京都の小さな出版社、灯光舎から「『かめれおん日記』(中島敦）を出したいが、お母さまのエッセイを巻末に付けたい」という依頼。
　母は小康状態ではあるが、意思の疎通ができないので、私が承諾の返事をする。
　12月に出るとのこと。それまで母が生きていれば見せられると思う。
　母のエッセイは、筑摩書房版『中島敦全集』第１巻の月報に載っていたもの。

●11月４日（木）

　原書房に「作家の近況」の原稿を送る。
　今日は１人なので、宇都宮へ餃子を食べにいく。

●11月６日（土）　行列のできるパン屋

　仕事場マンションの前に新しくパン屋がオープン。
　行列ができていて、とても入れない状況。
　11時から17時までのオープンだが、14時には売り切れ、店じまい。

●11月８日（月）

　山口雅也氏から電話。
　1時間半ほど話す。こっち聞き役。相手が９割話す。

●11月10日（水）

　某音楽雑誌から原稿の依頼。
　読者がマニアックで、まったく自信がないので、断ってしまう。
　うるさ型のファンが多いので、仕方がないだろう。

●11月11日（木）　瀬戸内寂聴さん

　瀬戸内寂聴さんの訃報。99歳。
　母と同じ学年何だと思う。
　

●11月14日（日）

　西荻窪駅で知人と待ち合わせ。盛林堂書林で予約していた『二人がかりで死体をどうぞ』を買う。
　うなぎ屋で食事。

　帰途、銀座のギャラリー路地裏で楢喜八展。ご本人が在廊していたので、しばらく話す。
　湯島のロイドワークギャラリーで星山耕太郎展。

●11月15日（月）　徳山諄一氏の死

　岡嶋二人のうちの一人、徳山諄一さんが８日に亡くなったという。享年78。
　日テレの「マジカル頭脳パワー」内のコーナー「マジカルミステリー劇場」(90-92年頃)の企画で一緒だった。

●11月21日（日）　甲府へ

　新宿10時30分の特急かいじで甲府へ。
　山梨県立文学館で開かれている「ミステリーの系譜」を見るため。乱歩、横溝、木々関連の展示。
　そばにある県立美術館で「シダネルとマルタン」をやっていたので、ミレー館を含めて鑑賞。
　その日のうちに帰る。

●11月26日（金）

　久喜のイタリアンレストランで私の誕生祝い。

●11月27日（土）　インフルエンザの予防接種

　近くのかかりつけの医院でインフルエンザの予防接種。
　予約していなかったが、ちょうどキャンセルが出たのだ。

●11月28日（日）　府中市美術館へ

　府中市美術館の「動物の絵」展最終日。
　ガブリエル・フォン・マックスの「骸骨の前の猿」、徳川家光の作品群、長谷川りん二郎の「猫」などを見る。

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