●過去の日記(2004年３月〜)

●２０１６年12月の日記●

●12月１日（木）

　新作のプロット調整。
　最終局面、着地に入りかけているところだが、まだうまく決まらない。
　ここ１週間、ずっと考えている。

●12月６日（水）　落ち葉かき

　強風で枯れ葉がほとんど落ちたので、ほうきで集める。
　ドラム缶サイズのゴミ収集袋で約10袋。

●12月20日（火）　福井市の書店で


　福井市の勝木書店本店で『異人たちの館』を猛プッシュ。
　女性店員さんが猛烈に推薦してくださる。

　女性で（しかも書店員）の折原一ファンは少ないので、ありがたい。





←画像を送ってくださったのは、福井在住の作家・宮下奈都さん。

　勝木書店は、福井の老舗書店で、金沢にも支店があるとか。

●12月15日（木）　ホームページ移転でも

　ニフティのホームページ移転が成功して、何となく安心したのか、更新が滞っている。
　ＳＮＳの時代になっているんだな。

●12月９日（金）　銀座の画廊めぐり

　ひさびさに銀座の画廊を何軒かまわる。

　神田に出て、知人と菊川のウナギを食べる。
　うな重、ひさしぶり。最後に食べたのはいつなのか忘れた。

●12月22日（木）　第５回・折原一賞

　今年で5回目になる「折原一賞」は、『ささやかな手記』(サンドリーヌ・コレット／早川ポケミス)に決定した。
　この賞は「おもしろいのに見すごされ、かつベスト10にも縁がなかった翻訳ミステリ」に与えるもので、私の独断と偏見で勝手にやっている。
　もちろん賞金や賞品は出ない。

　実は５年前にすごい傑作が見すごされているので、自分で「折原一賞」を作って、勝手に顕彰しようと思ったのだ。
　ツイッターやホームページで発表することなく、日記などに個人的に書いていた。

　その第１回・折原一賞(2012)は、『冬の灯台が語るとき』(ヨハン・テオリン／早川ポケットミステリ)
　第２回（2013)・折原一賞　　『あの夏、エデン・ロードで』（グラント・ジャーキンス／新潮文庫）
　第３回（2014)・折原一賞　　『プリムローズ・レーンの男』(ジェイムズ・レナー／ハヤカワNV文庫）
　第４回（2015)・折原一賞　　『見張る男』(フィル・ホーガン／角川文庫）

●12月26日（月）　小田野直武と秋田蘭画展、後期

　サントリー美術館、小田野直武と秋田蘭画、後期を見る。
　小田野直武は『解体新書』の挿画を担当した人だが、画風は伝統的な花鳥画に平賀源内仕込みの遠近法を加えた独特のもの。
　展示は南蘋派から司馬江漢あたりまでで、杉田玄白の自画像や松平定信の花鳥画など珍しい絵もある。
　高橋克彦『写楽殺人事件』では秋田蘭画が鍵になっているので、好きな人はぜひ。

●12月28日（水）　短編を書き始める　

　『ポストカプセル』の第３話「礼状」のプロットができたので、早速書き始める。
　今日は10枚まで。

●12月31日（土）

　ホームページの移転に何とか成功し、まだしばらくつづけられそうだ。
　来年もよろしくお願いします。

⇒⇒