●過去の日記(2004年３月～) ●過去の日記(2004年３月～)
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●２０１4年６月の日記●
●６月１日（日）
マンションの自治会の理事会。
もうすぐ自治会の総会なので、議題にあげる項目を考える。
私は監事なので、分厚いファイルをわたされ、某月某日までにチェックすることになる。
●６月２日（月） ゲラチェックが終わらない
『自称小説家』の初校ゲラ校正。
めくっても、めくってもゲラ。なかなか終わらない。
矛盾点がどんどん出てきて焦る。
刊行は９月下旬ということだけ決まる。
●６月３日（火） スズメバチの女王蜂、６匹捕獲
１週間前に仕掛けたスズメバチの罠に６匹の女王蜂候補生がかかった。
①女王蜂候補生越冬→②春先、飛び立つ→③巣作りの場所を探す→④巣作り開始→⑤働き蜂誕生、巣が肥大化。
今は③の段階。ここで女王蜂候補生を捕獲すると、巣がそれだけ少なくなるというわけである。
候補生にしてみれば、女王蜂になるまでに、私のような捕獲人（天敵）に仕留められたり、いろいろ危険があるのだ。
そこを生き抜いたものが女王蜂として巣作りをする。
●６月５日（木） 『自称小説家』の初校ゲラをもどす
めくっても、めくってもゲラ。なかなか終わらなかったが、何とか新作の初校ゲラをもどす。
９月下旬、『自称小説家』（文藝春秋）刊行予定。
●６月９日（月） 日刊ゲンダイの「週刊読書日記」
本日発売『日刊ゲンダイ』の「週刊読書日記」に雑文を載せています。
取り上げたのは、
『秘密（上・下）』（ケイト・モートン／東京創元社／各1944円）、
『血の探求』（エレン・ウルマン／東京創元社／2376円）、
『ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密』（T・Ｈ・クック／ハヤカワ・ポケットミステリ／早川書房／1836円）。
この３つが今年の翻訳ミステリー・ベスト３かな、今のところ。
●６月12日（木） ヴェルディのレクイエム
初校ゲラが返ってくるまで時間があるので、今日はコンサート。
心身とも疲れているので、生の音楽を聴いてスカッとしたいところ。
読響、カリニャーニ指揮、ヴェルディのレクイエム。サントリーホール。
レクイエムでスカッとするというのも変だが、このレクイエムに関してはオペラ作曲家の本領が表れた劇的な曲。
100人ほどの合唱がすばらしく、曲の後の１分以上の静寂に心が洗われた。
次回の予定は、７月２０日、インパル、都響のマーラー交響曲第10番。
●６月15日（日）
今年はマンションの監事になっているので、決算報告のチェックをする。
簡単にできるだろうと思っていたら、3時間もかかってしまった。
月末の総会で任期を終える。やれやれである。
●６月20日（金） ヴァロットン展など
案内状をたくさんもらっているが、なかなか時間がとれなくて、美術館や画廊めぐりもできず。
今日はひさしぶりに体が空いたので、まとめてまわる。
八丁堀、文京アートの小山田二郎展。ひさしぶりに「ピエタ」と「鳥女」の大作2点を見る。
10月に府中市美術館で大々的な小山田展が開かれることを知る。
銀座に出て、青木画廊の伊とうはるこ展。
異様な顔、顔、顔。私は伊とうさんの絵（私の顔を描いたもの）を持っており、階段の踊り場に飾っている。
これがひたすら「キモイ」。いい意味で。
三菱一号館美術館の「ヴァロットン展」。
ヴァロットン（1865-1925）はスイス生まれで、パリで活動した画家。
モーリス・ドニの絵とも似ているが、美術史の流れからはずれた作風。
室内の人物画がよかった。微妙な心理、空気を絵筆で表現するのが実にうまい。一言でまとめたら「心理小説風の絵」。
略歴に「小説も書いていた」と記されていて、なるほどなと思った。
京橋から地下鉄で半蔵門。
みんなのギャラリー、大川心平展。
講談社文庫、『タイムカプセル』と『クラスルーム』の表紙絵を描いてくださった画家さん。
現在と過去の境目に立つ少年少女。ノスタルジックな異世界。
絵を見ていたら、予期せぬことがおこってしまった。
●６月24日（火）
再校ゲラがもどってきた。がっくり。
タイトルは、『自称小説家』ではなく、『侵入者』になりそうだ。
発売は９月上旬の予定。
●６月25日（水） 久喜で打ち合わせ
久喜のイタリアンレストランで某社と打ち合わせ。
白岡でやりたかったのだが、水曜日は（チェーンの居酒屋以外）なぜか定休日の店が多く、隣町にする。
ワインを飲みすぎて、何を話したか、あまり覚えていない。
明日は休肝日だな。
●６月26日（木）
昨日、飲みすぎたので、午前中休み。
午後からゲラの校正。
●６月28日（土） マンションの自治会総会
午後３時から仕事場のマンションの自治会総会。去年7月から理事（監事）をやっているので、総会の席で監査報告をする。
次の理事に引き継いで、私の任期は終わり。
次に自治会の理事の仕事がまわってくるのは、15年くらい後だから、その頃にはたぶん死んでいるだろうなあ。
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